罪深き者に罰を

罪深き者に罰を　ミステリー傑作選42を読みました。
久しぶりに本を読んだな。
短編集で9人の作家によって書かれている。
ミステリーって言っても人が殺されないミステリーもあったので、私には新鮮だった。

蒲団　吉村達也
　結末はそんなにだったけど、途中の作中文の推理は良かった。

海馬にて　浅黄斑
　初めは恋した女性を探す男の物語が淡々と書かれていたが、それが結末に結びつくのがすごくピッタとはまって気持ち良かった。

おじいさんの内緒　奥宮和典
　戦中におじいさんが書いた小説のなかに、隠れた反戦の言葉を見つけだすのはおもしろかった。

返す女　新津きよみ
　貸した物を返す時に、同じ物だけど、新品になってたり変わってたりして返してくる女性。最後に返して着た物が・・・・　昔話みたいなけど新鮮な物語。

この4つは結構楽しめたな。

タグ：吉村達也 浅黄斑 奥宮和典 新津きよみ 推理小説