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アクロイド殺し [推理小説 ミステリ]



注意!! ネタバレありますのでこれから読もうと思ってる人みないで!!
        ↓     ↓     ↓    ↓
アガサ・クリスティーのアクロイド殺しを読んでみました。
昔からタイトルは聞いたことあったんだけど、読んでみたいとは思ってたんだけど、機会がなかった。
テレビで私の好きな綾辻行人がでてて、他の作家さんとアガサについて議論する番組があったので、それをみたいが為に読みました。
ロジャー・アクロイドと言う地主が殺害されたことに始まる物語。
ポアロがワトソン役の医師シェパードと一緒に捜査に当たると言うストーリ。
アクロイドが死ぬ前に、アクロイドの恋人のフェラーズ夫人(未亡人)が、自殺していることもからんで話がどうも繋がってる。
アクロイドの義子がアクロイドの死とともに失踪。
アクロイドの義理の妹、その子もいてなにかと動機がありすぎ、アクロイドの使用人達も数人いて、すべての人達にも何かありすぎ。
しかし話が進んでいくごとに、容疑者全員がシロっぽいしで、まったく犯人の検討がつけられなくなる私。
結構考えたんだけど犯人わからないので読み進めていくと、あれっ何この違和感。
いろんな証拠が最後にはポアロによって綺麗に一つにまとまっていく。
まさか?まさか?と、もう一人しかのこってない!シェパードだ。
ポアロと一緒に捜査しつつ、裏でいろんな動きをしていた。
しかも、私の読んでいた本自体がシェパードによる手記と言う形であった。
だからシェパードの動きはあまりわからなかったんだと。
叙述トリックだった。私は始めからワトソン役は容疑者に入れていなかったし、まさかポートピア連続殺人事件じゃないんだからと思ってた。アガサのほうが60年ぐらい先だけどね。
この本を読む前から、フェア・アンフェア論争があるって認識しながらも騙されました。
私はギリ、フェアだと思う。本当に最後のほうにならないと手記ってわからないのがちょっとずるいけど。
でも推理小説の基本はギリフェアで行くから、おもしろいんだと私は思っています。
綾辻行人の小説とかいっぱい読んでたから、叙述トリックに耐性もあったからそこまでは驚きもしなかったけど、80年ぐらい前に書かれたこの本が基礎となって今があるんだからやっぱすごい。
他のアガサ・クリスティーの作品も読んでみることにします。
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