死体を買う男 歌野晶午

乱歩の白骨鬼という未発表作品が発見された。
白浜で女装の学生が首吊り自殺を遂げるが。
この作品には二重三重の秘密がある小説。
ネタバレになるかも↓内容は作中作の形式で書かれ、細見辰時と言う作家が入手した乱歩の未発表作とそれを入手した経緯が書かれている。
乱歩が書いたのは嘘で、ある青年の祖父の手記を元に乱歩調で書かれたものだった。
その小説の白骨鬼自体の推理はそこまで難しくないんだけど、色々ややこしくなるぐらいで、しかし最後の本当の真相に辿りついた時のまとめ方の上手さにはビックリでした。
うすうすは感じていたんだけど、私は決定打に欠けてて、まさかそうなるとは思いませんでした。
私自体は乱歩の小説読んだことないので、文体はよく分からなかったけど。
結構おもしろかったです。

タグ：死体を買う男 歌野晶午 推理小説 本格推理小説

コメント 1

xml_xslさんnice!ありがとうございます。
by 蒼竜窟 (2009-12-10 02:15)