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翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件 麻耶雄嵩 [推理小説 ミステリ]

首なし死体、密室、蘇る死者、見立て殺人……。京都近郊に建つヨーロッパ中世の古城と見粉うばかりの館・蒼鴉城を「私」が訪れた時、惨劇はすでに始まっていた。2人の名探偵の火花散る対決の行方は。そして迎える壮絶な結末。島田荘司、綾辻行人、法月綸太郎、三氏の圧倒的賛辞を受けた著者のデビュー作。(裏表紙から引用)

犯行の真相が見えたと思った途端崩れ去り、そしてまた見えたと思ったら崩れ去る。
そういう意味では驚かされるのだが、内容的にはどうだろうか?
読み手として、犯人当てに取り組んでこれで解けるのかな?
本格物でありがちな人物が書けていないというのが、まさにこの本の事だと思った。
人物の個性が分かりづらく、すごく薄れているように思う。
でも21歳のデビュー作で、ここまで書けるのはすごいことだと思うのだが。
島田荘司、綾辻行人、法月綸太郎の推薦だと見て、期待しすぎたのが駄目だったな。
評価は高いらしいのだが、私的には凡作だと思います。


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