ROMMY 越境者の夢 歌野晶午 [推理小説 ミステリ]
小説がROMMY(ロミー)というアーティストの追悼の本として書かれている異色作。
人気絶頂のミュージシャン ロミーが、レコーディングスタジオで何者かによって殺害される。
仕事の関係で居合わせたカメラマンが、事件の真相を追う。
よくある展開で始まっていくんだが、しかし行き着く先は想像できないエンディング。
推理小説なので犯人を考えながら読んでいくのだが、読んでいくうちにロミーの過去が小出しで現れてくる。
犯人を見つけ出す為に読んでいたのだが、別の何かを追いかける為に書かれているようにも思ったのだが、私の頭ではそれが何かは最後の最後までわからなかった。
書き方は、特に主人公みたいな人はいなくて、登場人物それぞれの視点から書かれている。
小説の見せ方としては異色で、挿絵もあるし写真もある。それらが物語のリアルティを生んでいく。
最後まで読んで真実を知ることで、作者が並べたディテールの意味がやっと見えてくるおもしろさはあります。
フェアじゃないような気もしますが、それを帳消しにするだけの面白さはあります。
正統派の推理小説に飽きた方にはおすすめ本です。
人気絶頂のミュージシャン ロミーが、レコーディングスタジオで何者かによって殺害される。
仕事の関係で居合わせたカメラマンが、事件の真相を追う。
よくある展開で始まっていくんだが、しかし行き着く先は想像できないエンディング。
推理小説なので犯人を考えながら読んでいくのだが、読んでいくうちにロミーの過去が小出しで現れてくる。
犯人を見つけ出す為に読んでいたのだが、別の何かを追いかける為に書かれているようにも思ったのだが、私の頭ではそれが何かは最後の最後までわからなかった。
書き方は、特に主人公みたいな人はいなくて、登場人物それぞれの視点から書かれている。
小説の見せ方としては異色で、挿絵もあるし写真もある。それらが物語のリアルティを生んでいく。
最後まで読んで真実を知ることで、作者が並べたディテールの意味がやっと見えてくるおもしろさはあります。
フェアじゃないような気もしますが、それを帳消しにするだけの面白さはあります。
正統派の推理小説に飽きた方にはおすすめ本です。
アリア・ポコテンさん、sayayaさん
nice!ありがとうございます。
by 蒼竜窟 (2010-05-11 02:18)