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読者参加型犯人当てミステリー Sの紋章 ふじしろやまと [推理小説 ミステリ]

この小説内では犯人は明かされず、巻末に付いている逮捕状を送ると、締め切り後に解決編が送られてきます。それでやっと完結する読者参加型小説です。
逮捕状を送らなくても締め切り後に、公式ホームページでも解決編の発表もあります。

もちろん逮捕状の正解者にはプレゼントがあり、もっとも優秀な方にはこの本の舞台のイギリスへの旅行が当たります。その旅行でも推理劇が催されるらしいです。それ以外の人にもグッズなどが当たるようです。

以前にエジプトを題材にした 〔Rの刻印〕 という本が出ていて、その本の第二弾です。
そのときも私はチャレンジしましたが、まったくわからなく解決編だけもらって読みました。
結構難易度が高いです。

そして今作 Sの紋章 です。
イギリスの湖水地方を舞台に、昔からあるお城で城の主が殺される。そしてその妻が湖で謎の自殺するところから始まります。
前回同様、謎解きあり、暗号ありで難しいです。
特に私は暗号が苦手なので、解けないことはないのですが時間がかかります。前回も時間がかかりました。

小説自体はひじょうに読みやすく書かれています。先が気になる展開もあってすぐ読み終えることができました。
しかしそれが解決には至らないので、何度か読み直さないといけませんが。
資料などが、整理されて書かれているので、調べるのはわりと楽かもしれません。
推理小説では、最後に犯人が書いてあるので、すぐに諦めて読んでしまうこともなく、一生懸命推理に没頭できるので、純粋に推理を楽しめます。
3ヶ月ぐらいこれで遊べて、770円は安いと思います。

締め切りは来年の1月5日ですが、あっと言うまにきてしまいそうなので、いまのうちからがんばって解き明かしたいです。

皆さんもチャレンジしてはどうですか?
公式サイトhttp://shop.kodansha.jp/bc/bunko/S/

Sの紋章 読者参加型犯人当てミステリー

Sの紋章 読者参加型犯人当てミステリー

  • 作者: ふじしろ やまと
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/10/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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春季限定いちごタルト事件 米澤穂信 [推理小説 ミステリ]

小市民を目指す二人の高校生、小鳩君と小佐内さんが事件に巻き込まれる。

事件っていっても、殺人事件とかそんな大きいものではなくて、日常の起きるちょっとした謎めいたものを、小市民を目指しているので、目立ちたくないのに小鳩君が推理し解き明かしていく。

すごくライトな推理小説だけど、人物に特徴があるので引き込まれます。

しかしそこまで小市民に拘わるのがよくわからないけれど、続編もあるので解き明かされていくのでしょう。

★★★☆☆

春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)

春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)

  • 作者: 米澤 穂信
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2004/12/18
  • メディア: 文庫



タグ:米澤穂信
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黒い森 折原一 [推理小説 ミステリ]

積み本がいっぱいあるのに、本屋さんで良い本が無いかなと物色。
そこでおもしろそうな小説を発見!

表からも裏からも読める本!と書かれた黒い森と言う小説です。
一つの事件について生存者編と、裏にしてひっくり返すと殺人者編の二つの話が読めるという変わった小説です。
そしてその二つの話を読み終えた後には、本の真ん中辺りにある袋とじを読むと真相が分かるという仕掛けです。

生存者、殺人者どちらから読んでもかまわないけれど、作者のおすすめどおり生存者から読んだ方が良いでしょう。

ホラーテイストが入ったミステリでした。犯人当てってことはあまりないので、純粋に物語を楽しめました。
すぐ読みきれるおもしろい小説でした。

つい、楽だし送料無料になってるのでネットで本を注文しがちだけど、本屋で実物を見ないとこの本は知らないままだったでしょう。裏からも読める本なんて。
本屋さんが無くならない様に、やっぱり本屋で本を買おう。

黒い森 (祥伝社文庫)

黒い森 (祥伝社文庫)

  • 作者: 折原 一
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2010/08/31
  • メディア: 文庫



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六枚のとんかつ 蘇部健一 [推理小説 ミステリ]

短編小説が16編もはいった、一話が非常に短い小説です。

賛否両論に分かれているらしいこの本。
ギャグあり、探偵の間抜けありで、人によっては受け付けないのかもしれませんね。

私が小さい時に推理が好きになった原因の、2ページぐらいでトリックだけを解き明かす本にもなんとなく似ています。

表題の六枚のとんかつは、島田荘司の占星術殺人事件のトリックからヒントを得ているそうなので、読んでるいる私は先が読めてしまい残念でした。

微妙な本なのでお勧めしませんが、気分転換に良いです。




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R.P.G 宮部みゆき [推理小説 ミステリ]

ネット上で擬似家族をしているお父さんが殺される。その3日目に殺された女性と遺留品が共通していた。
二つの事件の謎に迫る。家族の絆とは?

私の趣味とは違いました。おもしろくなくはないんだけど。
あまり頭使って悩むこともなく。

R.P.G. (集英社文庫)

R.P.G. (集英社文庫)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2001/08/21
  • メディア: 文庫



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QED 東照宮の怨  高田崇史 [推理小説 ミステリ]

三十六歌仙絵を狙った連続強盗殺人事件が起こる。
その手がかりは日光東照宮にあった。
東照宮に隠された謎を解き明かした時に、天界僧正が仕掛けた巨大な深秘が浮かび上がる。

まず三十六歌仙絵とはなんぞや。と思う人はちょっときついかも。
私もその辺は詳しくなかったのだが、日光東照宮のほうには、すごく興味があったので読みました。
本当にあっているのかはわかりませんが、探偵役の桑原が古に仕掛けられた謎を解き明かしていきます。
それが犯人の殺人の動機に繋がっていくのだが、ちょっとそれが動機だとは普通の感覚ではわかりません。
まだ戦前の昭和の時代なら、わからないことはないのだが、平成の視点から見るとね。。

殺人事件の推理より、歴史に興味がある人に良いかと思います。



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ハサミ男 殊能将之 [推理小説 ミステリ]

美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。三番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る。自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。「ハサミ男」は調査をはじめる。精緻にして大胆な長編ミステリの傑作。 裏表紙より

書くとネタバレになるので余り書けないのだが、最後で私はびっくりして、意味が分からなくなり読み返したのだが、人によってはバレバレなのかもしれない。
登場人物の描写がちょっと弱い気がします。ちょっと謎が残るような・・・
でも結構おもしろく読めました。 推理小説の初心者の方には良いと思います。



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慟哭 貫井徳朗 [推理小説 ミステリ]

2つの物話が交互にでてきます。
一つは幼女連続誘拐事件を追う、警視庁の刑事たちの活躍が描かれ、もう一つが心に傷を負った男の話。
8ページほど描かれては、警察編に変わり、また数ページすれば男の話に交互に変わります。
一見すれば、まったく別の話なのだが、それらが複雑に混じり合い・・・・

文章はきっちり描かれていて楽しめます。
デビュー作とは思われない程の完成度ですが、この手の本に慣れていると、結果が分かってしまう。
おもしろいのだが、ちょっと残念かと思います。




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ペルシャ猫の謎 有栖川有栖 [推理小説 ミステリ]

国名シリーズ、火村・作家アリスが活躍する、7編入った短編集です。

今回はちょっと趣向が違って、これって有りかな?と思ってしまったのだが、作者の腕で上手くまとめられているように思います。
作者もその辺は理解しているようで、あとがきにも触れられています。
火村ファンの方には、火村の日常の横顔を紹介している話もあるので良いかと思います。




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白光 連城三紀彦 [推理小説 ミステリ]

幼き子供が殺される。
その親や親族はあまり悲しまない。あげく自分の保身ばかりに動きだす。
人間の中にある嫌な部分、自分勝手な思いを、たくさん見せられて、読んでいて気分的に滅入ります。
読み終わった後も、気分が良く無かったです。
トリック云々っていう本ではなかったですが、推理小説として成立している。
しかし私の好きな物ではなかったです。 残念。

白光 (光文社文庫)

白光 (光文社文庫)

  • 作者: 連城 三紀彦
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2008/08/07
  • メディア: 文庫



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